2025.4.1

2025年度 新入社員への社長メッセージ

新入社員の皆さん、RYODENへのご入社、おめでとうございます。
私を含め、RYODENの全役員と社員が、皆さんの入社を心から楽しみにお待ちしておりました。
皆さんには、数多ある企業の中、テクノロジーを武器にしたソリューション事業を得意とする当社を選んでいただきました。皆さんの「高い選択眼」に敬意を表するとともに、本当に本当に、心より感謝申し上げます。
本日から同じ志を持った仲間として、歩みを共にしてまいりましょう!!これからどうぞ、よろしくお願いします。

皆さんご存じかと思いますが、当社は2年前に社名を変更し本日でちょうど丸2周年となります。
また、その際に、新生RYODENの存在意義と社員の志である「RYODENパーパス」を制定しました。
この場ではまず、パーパスにかける想いをご説明します。
『人とテクノロジーをつなぐ力で“ワクワク”をカタチにする』というRYODENパーパスは、『つなぐ力』『カタチにする力』2つの力を日々進化させながら、みんながワクワクする未来を創るために歩み続けていくという意思を込めています。

たとえば、この方針が形となって結実しているものの代表が、新事業分野X-Tech(クロステック)の躍進です。当社の基幹事業である、FAシステム事業、冷熱システム事業、ビルシステム事業、エレクトロニクス事業をつなぎ合わせ生み出したスマートアグリ事業は、事業としての成長を見せてきました。

また、2024年度に新しく立ち上げたブランド「RYODEN Tii!」は、お客様の困りごとを解決するため、当社が展開するオリジナル製品群を総称したものです。時代の変化のスピードが早い今の時代にあって、お客様の困りごとも次々と生まれ、変化していきます。かつてRYODENが扱ってきた「モノ売り」だけでは、それに対応しきれません。
そこで、これまで培ってきた技術や知見をもとに、RYODENならではの現場力・課題解決力を組み合わせ、新しいソリューションを生み出し、お客様に寄り添った提案をしていこうとしているのです。いわゆる、「モノ売り」から「コト売り」への進化です。これも、当社の『つなぐ力』『カタチにする力』を具現化できてきている、そのよい例だと思います。

今年入社された皆さんは、まさにこのパーパスや生まれ変わるRYODENを最初からご理解いただき、そして実践いただかなければなりません。
そのために皆さんには、100年企業として発展を続けるRYODENを、新鮮な視点と志でけん引していただく人財として大いに活躍いただきたいと思います。

次に、本日から新たにスタートする、新中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029」についてお話ししたいと思います。
中長期経営計画は、今後5年間の全社における最も重要な計画です。ここで掲げているビジョンは、「未来を共創するエクセレントカンパニー」というものです。
経営方針として、私たちは、すべてのステークホルダーと共に価値を創出し、世界に誇れる企業へ進化し続けたいと考えています。2025年は、その礎を築くための、非常に重要な年になります。

さらに、行動指針についてお話しします。これは社員それぞれが仕事をしていく上での指針です。それは、本日入社された皆さんでも変わりません。
社員一人一人の皆さんは、新たなビジネスモデルの創出者です。すべての部門で絶えず新たな価値を生み出していただきたいと思います。積極的に挑戦する、より活力ある会社にすべく邁進していってください。
それぞれの立場でエクセレントカンパニーであるためにどの様になっていなければならないかを明確に描き切り、その実現のために、初年度どのような活動を行わなければならないのかを具体的に計画し、実行していただきたいと思っています。
「新入社員にそんなことができるのか?」とお思いかも知れません。ですが、新入社員だからこそできるのです。
皆さんはこれまでのRYODENを知らない、一番新鮮な目を持っている方々です。その目で見てみると、古い習慣でやってきているが実はもっと新しいやり方でできることが、社内で一番よく見えると思います。
まずはよく社内や社外を見て、意見をどんどん出してください。一人ではまだ変えられないことがたくさんあるでしょう。ですが、先輩や上司を巻き込むことで、何かを成し遂げられる可能性は無限に広がると思います。
新人だからと遠慮することはありません。幸い、RYODENはどんな人でも闊達にコミュニケーションが取りあえる社風です。「自分の遠慮は会社の損失になるかも知れない」それくらいのマインドをもって、日々積極的に取り組んでいただきたいと思います。

皆さんには、ここで、三つのお願いをします。

一つ目は、
失敗を恐れずに大いにチャレンジしてください。前例にとらわれない、柔軟な発想を積極的に発信し、変革していって欲しいと思います。
日常における小さな気づきや改善もそれを積み重ねることで大きな変革につながっていきます。変化のスピードが速く、価値観の多様化が進む現代では、どんなに小さくてもいいので、PDCAをどんどん回して、次々にチャレンジをしていくことが重要です。
失敗を恐れることはありません。チャレンジに失敗はつきものです。大切なのは、失敗したり間違ったりしたときにどういった対応をするかということです。PDCAのどこがいけなかったのか、きちんと整理をし、原因を掘り下げて、対策を考えてください。このように反省して初めて、失敗をナレッジという財産にかえることが出来ます。これこそが今後の皆さん自身の成長の糧になります。
どんどんチャレンジして、失敗してください。責任は最終的には私が取りますから、安心して挑戦していってほしいと思います。

二つ目は、
好奇心を大事にしてください。何故なのだろうという疑問、もっと知りたいという意欲が、自らの視野を広げ、発想力を豊かで強固なものにします。
そのためには、まずは与えられた仕事の領域で誰にも負けないプロを目指すことです。もしかしたら、これから思うような仕事につけず、あるいは想像していたことと実際とのギャップが出てくるかも知れません。ですが、それこそが成長のチャンスです。置かれた場所でまずは皆さん自身を磨き上げ、周りから信頼される存在になってください。そうすることで視点をどう広げるかが身につきます。
信頼される人間には、様々な情報が集まり、それが視野を広げるための財産になります。

三つ目は、
何事にも能動的に取り組むことです。そのためには、自らの長所をしっかり伸ばすことを目指してください。短所を直すことばかりに気を取られると、どうしても受動的な取り組みが増えてしまいます。
一人だけで完結する仕事はありません。どの仕事も、他の方が担う仕事や別の部署の仕事とつながっています。それが積み重なり、会社全体の大きな仕事になっていきます。
短所は他のメンバーが補ってくれます。それよりも、それぞれが長所をいかんなく発揮することで、より大きな仕事をすることができるのです。

最後に、皆さんは今、会社で「一番偉い立場」にいます。何故なら、未だ何も知らなくて当然なので、なんにでも疑問を持つことができますし、堂々と訊くことが出来ます。
訊くことで、新しい発見が生まれ、それが新しいビジネスにつながっていくこともあるかも知れません。
私も、社長室のドアを開けて、いつでも皆さんがいらっしゃるのを待っていますし、社内チャットも一生懸命見るようにしています。
ぜひ先輩、上司、同僚と積極的に交流し、まず仕事を知り、そして仕事を好きになること、そして楽しくなること(そう、ワクワクすること)を目指してください。

ここにいる役員にも、皆さんが新鮮な刺激を与えてあげてください!
ワクワクをカタチにするには、まず自らがワクワクしていなければなりません。
一緒に、ワクワク頑張りましょう。これからどうぞよろしくお願いします。

2025年4月1日

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